千葉県にて葬儀に出席したり、葬儀を行われる際に、千葉ならではのしきたりを知ることはとても大事です。千葉県には、お通夜のこと「夜伽(よとぎ)」と呼ぶ地域が存在します。夜伽は、故人の側で過ごすことを言い、夜通し起きて寝ずに番をする事を指します。
夜通し皆でおきているために、飲食を伴うということから「夜伽見舞い」などの食べ物を持ち寄るならわしも見られます。都市部においては2、3時間ほどで終わる「半通夜」が一般的になった一方、夜通し通夜を行う「夜伽」が残っているのも、千葉県の暖かな風習とも言えます。
故人の前で親戚同士が話し合ったする為に、親戚交流にも役立つ場になっています。千葉の一部の地域においては、故人が長寿を全うされた場合に、紅白の水引が印刷された小さなポチ袋に、穴に紅白の紐を通した5円玉を入れ、会葬礼状と一緒に配り、この袋に「長寿」と書かれており、これは「長寿銭」と呼ばれ、配ります。
千葉県は広いので、市によって、前火葬を行なってる所と、後火葬する所が混在されてます。千葉県の一部の地域では、長寿の方にポチ袋を配る風習が御座います。お通夜の時間を2、3時間で終らす半通夜が一般的になってるのですが、夜通しお通夜の風習が残ってるのも千葉の心の温かさがあるからですね。
ご親族の方が、夜中も故人が眠ってるそばにいて、交代で番をすることが一般的です。ろうそくの火を消すことがないようにすることが大切なので、ご親族の方は、次の日の葬儀、告別式が終るまで、寝ることが出来なくなるので、若い方にお願いされるのがいいですね。
喪主になってる方は、葬儀の時、とても忙しくされるので、お通夜の番をすることは、なるべく控えることですね。参列された方は、霊がついてこないように、来た道と別な道を通って帰ることが大切です。